マンガ評 『八十亀ちゃんかんさつにっき』 なぜナゴヤドームを「メードー」と言わないのか?

nagoya-dome 書評

こんにちは。名古屋(の近く)に住んでるむたっくす(@mutaxlog)です。

名古屋の人に限らず、誰もが地元ネタは大好きだと思いますが、本屋に行くと名古屋をネタにした書籍に結構出会います。

特に名古屋マンガはお気に入りで、手軽に名古屋のあるあるネタを味わえるので大好きです。

今日はそんな名古屋にまつわるネタをふんだんにあつかったマンガを紹介します。

「八十亀ちゃんかんさつにっき」とは?

東京生まれ東京育ちの主人公・陣界斗(じん かいと)が、ザ・名古屋っ娘のヒロイン八十亀最中(やとがめ もなか)を観察し、知られざる名古屋の魅力を発見していく物語です。

作中には名古屋の方言・風俗・名所などなど、行ってしまえば名古屋のあるあるネタが随所に散りばめられています。

名古屋人ならもちろんのこと、名古屋以外の人も「へー名古屋ってこんななんだ」と楽しめること請け合いの漫画です。

なんとヒロインの八十亀ちゃんは、名古屋観光文化交流特命大使に任命されているという、名古屋市公認のご当地漫画なのです。

 

 

名古屋人による省略名呼称問題

ところで、以下の四コマを見てください。

「八十亀ちゃんかんさつにっき(1)」 作:安藤正基 P.101より

これは主人公の陣界斗が、東海圏在住のキャラクターに、「名古屋〇〇」といった地名の略し方を教わっている1コマです。

名古屋では「名古屋○○」といったものを「メー〇〇」とよく略します。

「メーテツ(名古屋鉄道)」とか、「メーニカン(名古屋第二環状自動車道)」とか。

例えば名古屋大学を「メーダイ」と略して、「明治大学」と勘違いされた、なんて話はよく聞くと思います。

上の4コマでは、名古屋の名称の省略法を身に着けようとしている主人公が、「ナゴヤドームはメードーだ!」とひらめき、すぐさま地元出身のキャラクターに否定されています。

ぼくも地元民ですが、たしかに「メードー」とは決して言いません。「ナゴド」ならわかります。

聞いてるだけで違和感がすごいですが、なぜ「メードー」と呼ばないのでしょうか?

 

「ナゴヤドーム」であって、「名古屋ドーム」ではない

名古屋鉄道の略称は「メーテツ」と呼びますが、これは漢字で「名鉄」と書きます。

すなわち、名古屋人が「名古屋〇〇」を「メー○○」と呼ぶのは、名古屋の「名」の音読みが「メー」だからです。

ところで、ナゴヤドームのホームページを見てみると、ナゴヤドームを運営しているのは「株式会社 ナゴヤドーム」となっています。

ナゴヤドームには名という漢字は使われていない……だから、ナゴヤドームはメードーと呼ばないのではないでしょうか?

 

まとめ

ちなみにですが、ぼくはナゴヤドームのことは「ナゴド」ではなく「ドーム」と呼びます。

だって他のドームって殆ど行かないですからね。

僕の中では「ドーム」=「ナゴヤドーム」なのです。