マンガ評『犯人の犯沢さん』 爆発は春の季語

書評
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こんにちは。名探偵コナンが好きなむたっくす(@mutaxlog)です。

名探偵コナンといえば……そう、犯人ですね。

黒ずくめの全身タイツのような姿で描かれる犯人は、名探偵コナンという作品の中では、ひょっとしたら主要なキャラクターよりも有名かもしれません。

そんな犯人を主人公とスピンオフ漫画の2巻が、めでたく発売されたみたいなので、今回一巻を読み直してみました!

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犯人の犯沢さん

主人公の犯沢さんは、ある男を殺すことを目的に米花町へとやってきます。

いくつもバイトを掛け持ちして、新生活に戸惑いながらも米花町で生きていく犯沢さんは、犯人というより夢見る若者といった様子で、応援してはいけないはずですが、思わず応援したくなります(笑)。

犯人の犯沢さん-1

米花町にはまともな人間は近づかないらしい

『犯人の犯沢さん』P.5より

全く犯罪を起こしそうにない犯沢さんですが、そこは2日に一件殺人が起こる米花町(※1)。

内覧に行った物件が事故物件だったり、免許の更新に行ったら「爆発は春の季語」とかいうどこかでみたようなおじいさんに絡まれたり……。

米花町出身者ではない、まるで僕らコナン読者のようなまともな思考を持つ犯沢さんの心の叫びに、応援せずに入れません。

犯人の犯沢さん-2

情報開示ここに極まれり

『犯人の犯沢さん』P.42より

 

犯人の犯沢さん-3

いつの間にかコナン=爆発みたいになってるとこあるよね

『犯人の犯沢さん』P.98より

 

そんな犯沢さんにしたって、「あいつ」を殺すために米花町にやってきたのですが、どこか犯人というより被害者のようです。

ちょっとヤケを起こして夜中にお酒を飲みに出かけたら、”本職の”犯人たちに出会って怯えるさまは被害者そのものです。

いえ、実際に犯罪被害に合うので、被害者であることは間違いないのですが……(笑)。(笑っちゃいけないですね(笑)。)

犯人の犯沢さん-4

このあと全財産を失います。

『犯人の犯沢さん』P.133より

 

新感覚の護ってあげたくなる系犯人、犯人の犯沢さん。

彼の今後の活躍(被害?)に目が離せません!